地域まちづくりにおける市民活動のすすめ
「聖域なき構造改革」の掛け声のもと都市再生が政策の中心舞台で取り上げられ、また重点的な予算配分による推進措置とともに、総合規制改革会議においては、重点6分野の1つとして都市再生を進める上での障害の除去という、両側面から積極的に取り組まれています。
選定された重点プロジェクトの多くは一定の比較的に大規模なプロジェクトで、第3次にようやく密集市街地の緊急整備など地域まちづくりの課題に応えるものが出てきています。しかしその多くが脈絡のない大型のプロジェクトであることと、既往の推進過程にある比較的都心のプロジェクトに他ならないという印象が拭い切れません。これらの選択は、いずれも相応の立地条件を有し、都市再生の成果をわかりやすく、相対的に早く導きやすい場所であることは容易に想像できますが、一方で地域に密着した、地域の活力を底上げしていくような地域コミュニティの再構築・再活性化を主眼とする都市再生のアプローチが期待されているのも現実だと考えます。
本稿では地域まちづくりにおける市民活動のすすめと題して、大都市の都心再生よりも、むしろ郊外と中心市街地の狭間(エッジ)部分、あるいは地方都市の既成市街地に着目して、その方策について考えてみたいと思います。
