CDC活動実績

 アメリカでは約2000以上ものCDCが活動しています(その中の約3分の2がアーバンエリア*3)に存在)。そして、1999年の時点までで、CDCは約40万戸の住宅を提供し、230万平方フィートに及ぶ商業地区やオフィススペース、67,000以上のフルタイム*4)の雇用機会を提供しました。

スポンサードリンク

 人口10万人以上の都市の約95%には、最低1つかそれ以上のCDCが必ず存在する計算になります。同様に、比較的小さな地方都市でも多くのCDCが活動しています。場所によってはバラエティに富んだ、とても影響力のあるCDCも存在します。例えば、ボストンやシカゴ、ニューオーリンズやデトロイトには、地域開発を強力に推し進めるCDCが存在します。

 大多数のCDCは住民が購入できる範囲の手ごろな価格の住宅整備を主な活動としていることはすでに上記で述べました。連邦政府は積極的に住宅整備の為の援助金を地方に支給しますが、1960年から90年にかけての30年間、連邦政府援助金で建築された住宅の約14%はCDCが提供しました。1993年までには合計で約40万戸もの住宅を提供した事になります。

 CDCは住宅提供のほかに、地域発展のための様々なプログラムを提供しています。約60%のCDCは各種福祉サービス、約18%は商業・工業地区の不動産開発、そして、約23%は中小企業への融資活動を始めとする各種支援サービスなどを提供しています。

 各CDCをサポートするグループは数の上でも、種類や質の上でも様々な形を取っています。地方レベルでは、こういった支援は地上自治体、他の非営利団体から、もしくは病院、大学、企業などからの援助を受けて活動しています。その他の地域では、地元の財団法人、金融機関、企業、地方自治体などを協調させることにより、関連企業、各種団体が共同してCDCの活動をより組織的にし、専門的な援助、職業訓練などの各種援助がスムーズに行われるようにしています。地方政府*5)の地域開発、地域経済開発局、また、連邦政府による(HUD*6)、HHS*7)、社会奉仕局、USDA*8))なども、CDCを積極的に支援しています。

 地元の投資団体、イニシアティブ支援団体、財団法人を始めとするその他の各種団体もCDCを支援する上で大きな役割を担っています。例えば、これらの団体はCDCについて住民の認識を高め、慈善的支援を向上させ、また地域発展においてCDCが最大限に関与できるように働きかけ、公共政策に大変大きな影響力を及ぼします。

 最後に、CDCは地域発展において、とても重要な役割を演じています。そして、コミュニティーの活性化活動に参加しようとしている様々な公共機関・団体のための良きパートナーです。同様に、それら公共機関は、困窮したコミュニティを再建するための困難な状況を乗り越えるための多くの人的資源、資金、知識などをCDCに提供してくれるのです。


*3) "アーバンエリア"とは全米国税調査局によると、人口2500人以上の地域をさす
*4) フルタイムとは1週間で合計40時間の仕事をさす
*5) 米国合衆国憲法に記載されている"ガバメント(政府)"のヒエラルキー(上下関係)は、次のようになります。"合衆国連邦政府→州政府→カウンティ(郡)政府→タウンシップ(郡区)政府" となり、City(市)やVillage(地方政府単位)は州政府の"創造物"とされ、各種公共サービス(電気・ガス・水道など)を州政府より"委託"されて提供している形をとる。また、タウンシップ以下の政治的枠組み(CityやVillage含)を属に地方政府"local government/municipality"という。
*6) Housing and Urban Development の略 全米住宅・都市開発省 連邦住宅管理局
*7) U.S. Health and Human Services' の略
*8) U.S. Department of Agriculture の略 農務省

スポンサードリンク

この記事のタグ

▲このページのトップへ

bi1.gif
bi2.gif
bi3.gif

携帯版のQRコード

米国におけるまちづくりNPOの活動事例:携帯版

携帯サイトは3キャリア対応です。

当サイトは携帯でもご覧頂けます。
携帯版サイトURL:
http://udit.sakura.ne.jp/town48/m/
上のQRコードから読み取るか、URLをケータイに送信してアクセスしてください。