再開発事業における "事業の進捗とその要因"
再開発事業における "事業の進捗とその要因" カタストロフ理論の視点から
再開発事業は、共同化・集団化事業であり、地域・地区整備の基本構想等の作成から始まり、地域住民の勉強会、準備組織の設立、都市計画決定、事業計画決定(組合施行の場合、組合設立認可)、権利変換計画認可、工事着工から竣工までと各段階で必要な合意形成を経て完成する事業で、非常に長い期間を費やすことが多いのもやむをえません。長い期間を要するため、事業の始まりから終わりまで、多くの関係する人達(利害関係者)が登場し、事業の経過の中で、関係者の気持ちが大きく一つになり、大きな展開へと動いたり、また時には状況が想うように行かず不安に揺れ動き、不安が拡大して収拾がつかない状況になったり、目前に問題解決の方向が見え、不安が解消されて次の状況待ちへと静かになったり、様々な経過をたどります。
経済情勢等の計画与件の大きな変動は事業に与える影響が大きく、事業フレームの見直しを余儀なくされる場合も多くあります。この様に、色々な局面にぶつかり、解決して乗り越えていく事業であるとも言えると思います。
この様な幾つかの大きな局面の展開が発生する状況を分析しますと、停滞(安定均衡状態)からの「カタストロフ」的展開する時期があり、この場面では複数の精神的な要素が変容ないし変動せざるを得ない不安定な状況があります。言い換えればある方向性を打ち出し集団として意思決定せざるを得ないような時期があります。即ち「事態が局所的最大(最小)化に」展開する状況です。
今回は、「再開発におけるカタストロフ理論の展開」というテーマで、カタストロフ理論の考え方を参考にして、再開発事業における「事業の進捗とその要因」について考えてみようと思います。
