6)都市文明の先駆けとして-新しいまちづくり
文明という言葉はラテン語の市民や都市に由来しますが、歴史的に見ると文明とは都市の文化をさすことが多いように思います。文明の形成にともなって都市が発展すると,自然の与える脅威から解放されて、生活がより快適になってはいきますが、他方自然の破壊も進んでいきます。一方で、現代文明という視点で見れば、まず、大きく進歩した技術文明が文化や都市の文明に及ぼす世界を考えなくてはなりません。技術文明は民族や国家を超えて普及していくことから、新しいまちづくりの特徴を薄れさせ、都市の個性をなくす大きな原因となっているように思います。
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新しいまちづくりの目標が街の賑わいや立地の回復あるいは活性化を狙いとしていますが、実は活性化の成否は、新しい地域が保有することになるだろう地域文化や都市文明として共感のある地域の特徴と時空を目指しているのではないでしょうか。地方分権とも相まって、地域の育てた文化が大きなパワーになって都市や中心市街地という個性ある立地を造っていく時代ではないでしょうか。今は、地域の文化が育って都市の文明に展開して行く過程を幾つかのシナリオとして準備するなど、まちづくりの中で地域文化の形成に大きなエネルギーをさいてゆく姿勢が重要なように思います。
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