密集市街地の課題と高齢者問題
首都東京においても、オリンピックの候補に名前が挙がり、国際都市にふさわしいまちづくりを進めようという論調が聞こえてきます。そのためにも都心に近く大変利便性の高い密集市街地を、防災の面でも、住環境の面でも、諸外国にも誇れるような街並みにしようというまちづくりの意識がたかまりつつあり、法制度も改善され、多くの試みがなされていますが、狭隘道路の補修など部分的な改善はなされても、なかなか抜本的な改善がなされる地域は少ない現状にあります。
本稿は、これら密集市街地の再生へ向けた課題の背景にある地権者意識を探り、その潜在的なニーズに対し真摯に取り組むことにより、再生への道の模索を試みたものです。
